Linux Memo

【Font Awesome を使う】1-2-2017

アイコンを文字として使うことができる Font Awesome を自作のウェブアプリに使ってみました。
まず http://fontawsome.io から font-awesome-4.7.0.zip をダウンロードし、解凍しました。./css/font-awesome.css と ./fonts/fontawesome-webfont.woff をそれぞれ localhost の ./css/ と ./fonts/ にコピーしました。

cgi の html head 部分に

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="./css/font-awesome.min.css">
\@font-face { 
	font-family: 'icon_font';
	src: url('./fonts/fontawesome-webfont.woff');
    }

という定義を置きました。

フォントを表示させるには
```
<i class='fa fa-address-book></i>
```
などのように class の中にアイコン名やオプションを書き込みます。アイコン名の一覧は本家のサイトの他、http://qiita.com/noriaki/items/f11cd960988dc2560cca などに、いくつかのチート・シート（早見表）があります。

【Font Awesom から画像への変換】1-9-2017

Font Awesome を画像として使いたかったので、調べてみましたら http://fa2png.io にフォントから画像への変換サービスがあるのが分かりました。他に flatfont.com にも Font Awesome からの画像があって、そこからも画像をダウンロードできました。

【カスタムチェクボックス】1-16-2017

チェックボックスはそれぞれのブラウザで定義されていて、簡単には見た目をかえることができませんが、工夫すれば CSS で再定義できます。画像を使うのが一番簡単な方法なので、まず Font Awesome からふたつのフォントを選び、16x16px の画像、check-box-empty.png と check-sign-in-a-rounded-black-square.png をつくりました。色は #008000（green）にしました。
まずは、既定のチェックボックスを非表示にしました。
```
input[type=checkbox] {
	display: none;
	}
```
次に、このアイコンから、アイコンに続く文字列（ラベル）の位置を次のように決めました。
```
.checkbox {
	display: inline-block;
	position: relative;
	padding-left: 22px;
	vertical-align: middle; 
	cursor: pointer;
	}
```
22px という値は、チェックボックスのアイコン 16px と、チックボックスとラベルとの間隔 6px を加えたものです。チェックボックスの前にスペースを置きたいときはその値も加えます。行間を空けたい場合は margin で定義すればいいでしょう。
次にチェックボックスのブランクのアイコンとチェックしたときのアイコンを定義しました。
```
.checkbox:after {
	display: block;
	position: absolute;
	left: 0px;
	top: 4px;
	content: url('./images/check-box-empty.png');
	}
.checkbox:before {
	display: block;
	position: absolute;
	left: 0px;
	top: 4px;
	content: url('./images/check-sign-in-a-rounded-black-square.png');
	opacity: 0;
	}
```
擬似要素 :after と :before は文字列の後ろや前に content で定義された文字列や画像を挿入するものですが、ここでは、:after も :before も同じ位置にし、ブランク画像と、チエック済みの画像とを重ねて表示するようにしました。チェック済み画像は opacity: 0 でチェックするまでは隠すようにしました。
最後にチェックされた場合、チェック済み画像が非表示から表示に変わるようにしました。
```
input[type=checkbox]:checked + .checkbox:before {
	opacity: 1;
	}
```
HTML の書式は次の通りです。
```
<input id='option1' type='checkbox' name='marked_items' value='option 1' class='checkbox' />
<label for='opeiton1' class='checkbox'>Label Name 1</label>
```
かならず label を指定し、input と label の両方に .checkbox クラスを指定しないと、CSS は正しく働きません。

【カスタムチェックボックスの改良】1-23-2017

先週の記事で作ったカスタムチェックボックスは背景が白や薄い色の場合はいいのですが、同系色や濃い色ではよく見えません。これらの画像は透過画像なので、とくにブランク画像のボックスの中が背景の色になってしまい、チェックされているのかいないのかがよくわかりませんでした。
それで、画像を編集しなおして内側を白くしました。これを上記の CSS の定義で表示させた場合、チェック済み画像が、ブランク画像の内部の色に妨げられて表示されませんでした。それで、チェックボックスがチェックされたとき、ブランク画像を非表示にする次の定義を加えました。
```
input[type=checkbox]:checked + .checkbox:after {
	opacity: 0;
	}
```
チェック済み画像がブランク画像に重なる場合、この定義はいらないのですが、かならずしもそうとはかぎりませんので、この定義はあったほうが無難かと思います。

【縦書き表示を試す】1-30-2017

firefox、Google Chrome、Safari などで縦書き表示がサポートされるようになったので、次のようにして、縦書きを表示させてみました。

<div style='display:inline-block; width:800px;'>
<pre style=' -webkit-writing-mode:vertical-rl; -ms-writing-mode: tb-rl; writing-mode: vertical-rl; font-size:14pt; line-height:180%; letter-spacing:1px; height:460px; padding:3em 1em;'>
　　<b>問　い</b>

　　　　　　　　　　　　茨 木 の り 子

ゆっくり考えてみなければ
　　いったい何をしているのだろう　わたくしは
ゆっくり考えてみなければ
　　働かざるもの食うべからず
　　いぶかしいわ鳥みれば
ゆっくり考えてみなければ
　　いつのまにかすりかえられる　責任と命の燦
ゆっくり考えてみなければ
　　みんなもひとしなみ
　　何かに化かされているようで
いちどゆっくり考えてみなければ
　　思い思いし半世紀は過ぎ去り行き
青春の問いは昔日のまま
　　更に研ぎだされて　青く光る
</pre>
</div>

これは次のように表示されます。

　　問　い

　　　　　　　　　　　　茨 木 の り 子

ゆっくり考えてみなければ
　　いったい何をしているのだろう　わたくしは
ゆっくり考えてみなければ
　　働かざるもの食うべからず
　　いぶかしいわ鳥みれば
ゆっくり考えてみなければ
　　いつのまにかすりかえられる　責任と命の燦
ゆっくり考えてみなければ
　　みんなもひとしなみ
　　何かに化かされているようで
いちどゆっくり考えてみなければ
　　思い思いし半世紀は過ぎ去り行き
青春の問いは昔日のまま
　　更に研ぎだされて　青く光る

この方法は、詩など、一行が短いものの表示に向いています。縦書きの場合、行間を空けないと読みにくいので、line-height と letter-spacing を使って、読みやすいように調整しています。ブロックの幅や高さは、実際に画面に表示させて決めました。
縦書き表示で記号などが正しく表示されない場合、「固定フォント」に日本語のフォントを選べば解決します。私のブラウザでは固定フォントは vl-gothic を選んでいます。

【縦書きブックリーダーの設計】2-6-2017

「縦書き」がうまくいったので、「縦書きブックリーダー」を設計してみました。実際の本のように、見開き 2 ページが一度に表示できるよう、画面全体を 1200 X 640 px とし、上部に高さ 70px のヘッダーを置くことにしました。ここに Book や Chapter を選ぶ select ボックスを表示する予定です。
ページを表示する部分は、この中に置く左右のページが真ん中にくるように、flex box を使い、次のように指定しました。
```
container { display:flex; justify-content:center; }
```
flex box は幅や高さは、コンテンツに応じて自動的に調整してくれるので、上記のような簡単な記述だけで、コンテンツの中央寄せを実現してくれます。

この中に置く左右のページは inline-box とし、インライン表示されるように幅を指定しました。ページの上部を縦書き表示に、下部を横書きでページ番号と、ページめくりのアイコンを表示させるようにし、高さは、縦書き表示の部分で指定し、ページ番号表示の部分の高さはページめくりのアイコンの高さに任せることにし、指定しませんでした。

.page_left { display:inline-block; margin:1px; width:580px; padding:1em; background-color:#F8ECC2; border-radius: 0 16px 0 0;}
.page_right { display:inline-block; margin:1px; width:580px; padding:1em; background-color:#F8ECC2; border-radius: 16px 0 0 0;}
.vrl { -webkit-writing-mode:vertical-rl; -ms-writing-mode: tb-rl; writing-mode: vertical-rl; margin:3em 1em; font-size:14pt; line-height:160%; letter-spacing:1px; height:420px; }
.page_number_left { padding:1em; text-align:left; }
.page_number_left { padding:1em; text-align:right; }

ここで工夫したのは、ページの左右のボーダーの片隅に「丸み」をつけ、本を見開いたときに、綴じてある部分におこる「丸み」を表現したことです。すこしは、実際の本らしくなると思います。なお、ページの色は old paper という名の色です。

【縦書きブックリーダーのファイル】2-13-2017

縦書きブックリーダーでは、リーダーの本体を CGI で動かし、データはテキスト・ファイルから読み込むようにしました。1 ページにつき 18行、1行につき 18文字に整形したテキストファイルを作りました。各ページの区切りには "====================" という行を入れれました。そして、次のように各ページのデータを配列に読み込ませました。
```
if (!(open RECORD, "$datafile")){
	&print_message("Cannot open data file.", "$goback");
	}
$/ = "====================\n";
@data = <RECORD>
close RECORD;
$max_page = $#data;
```
ここからページごとのテキストデータを取り出し、それぞれのページに表示させます。右ページを基準にした場合、左ページのデータは $page + 1 となります。また、配列番号と実際のページ数を合わせるため、テキスト・データの最初にダミーデータを加えました。また、ページが偶数で終わるように、必要に応じて末尾にもダミーデータを加えました。

【キーボードでウェブページを操作する】2-20-2017

ブックリーダーを作ってみて思ったのは、「ページめくり」をマウスのクリックでなく、キーボードでできないかということでした。矢印キーの他、スペースバーに「進む」、バックスペースに「戻る」を割り当てたなら便利です。また、記号キーの「＜」や「＞」にも「進む」「戻る」を割り当ててみました。次がそのスクリプトです。

$(function(){
    $('html').keyup(function(e){
        switch(e.which){
        	case 8: // Key[BS]
            $('#backward').trigger('click');
            break;

            case 32: // Key[SP]
            $('#forward').trigger('click');
            break;

            case 39: // Key[→]
            $('#backward').trigger('click');
            break;
 
            case 37: // Key[←]
            $('#forward').trigger('click');
            break;
 
            case 38: // Key[↑]
            $('#backward').trigger('click');
            break;
 
            case 40: // Key[↓]
            $('#forward').trigger('click');
            break;

        	case 188: // Key[＜]
            $('#forward').trigger('click');
            break;

        	case 190: // Key[＞]
            $('#backward').trigger('click');
            break;
        }
    });
});

これにファイル名をつけて保存し、jQuery のあとに読み込みました。ウェブページの「進む」ボタンに <button id='forward'>、「戻る」ボタンに> に <button　id='backward'> としました。思ったより簡単にキーボートを使っての操作ができました。

【マークダウンでプレゼンテーション・スライド】2-27-2017

ブック・ビューアがうまくいったので、その応用として、プレゼンテーション・ビューアを作ることにしました。同じサイズの画像を作っておいて、それをスライドのように切り替えていくものです。上部にスライド集とスライドのページを選択するボックスを置き、その下、中央にスライドを表示し、左右に切り替えボタンを配置した簡単なものです。
スライドの表示にアニメーションを使うと、いったんスライドのすべてを読み込む必要があり、表示に時間がかかります。私のつくったものは、そうした装飾のない、きわめてシンプルなもので、表示が早いのがとりえです。ただ、それだけではつまらないので、ページの選択に「All」というオプションをつけ、これを選ぶと、すべてのスライドが縦に並び、画面をスクロールすれば、すべてを見ることができるようにしました。
しかし、プレゼンテーション用のスライドの多くは文字が主体で、リスト項目を表示するものがほとんどですので、そのたびに画像スライドをつくるのは面倒なので、Markdown の書式によるテキストファイルでスライドをつくることを思いつきました。Markdown でも画像を扱えますし、アイコンフォントを読み込んでおけば、アイコンを使った装飾もできます。画像は Base64 でコード化しておけば、テキストファイル一本で画像も含めたスライドを作ることができます。
最初、私は、Markdown から Html への変換を自前のルーチンで処理していましたが、Perl モジュールに Text::Markdown というものがあるのを知り、それを使うことにしました。Perl モジュールの導入は、cpanm というコマンドを使うと簡単なので、はじめに
```
$ sudo apt-get install cpanminus
```
で cpanminus をインストールし、
```
$ sudo cpanm Text::Markdown
```
として、モジュールを組み込みました。
このモジュールの使い方は cgi に
```
use Text::Markdown 'markdown';
```
として
```
$html = markdown($text);
```
で、マークダウンで書かれたものを、HTML 形式にして取り出します。
markdown 関数ではヘッディング（#）、リスト（*）、ボールド（** **）、イタリック（_ _）、ライン（***）、ブロック・クォート（>）などは使えましたが、使えなかったマークダウン記号も多くありました。けれども、こうしたものが使えれば、プレゼンテーション・スライドにはほぼ十分かと思います。
マークダウン・テキストの編集には、専用のエディタもありますが、mousepad にも文書→ファイルタイプ→マークアップ→Markdown で表示させれば、ヘッディングやボールド、イタリックなどを表示してくれますので、簡単なものなら、mousepad でも編集に不自由はありませんでした。

【nemo の導入】3-6-2017

Xubuntu のファイルマネージャー Thunar にパッチをあてたものをコンパイルしてからクラッシュの問題が解決されましたが、Ubuntu Cinamon の既定のファイルマネージャー、nemo も試してみようと導入しました。apt ラインで導入した 2.8.6-2 では、「terminal を開く」が機能しなかったので、webupd8 のリポジトリを導入して 2.8.7 にアップデートしました。導入の手順は次の通りです。
```
$ sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/nemo
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install nemo nemo-fileroller
```
nemo については、http://www.webupd8.org/2013/10/install-nemo-with-unity-patches-and.html に詳しい説明があります。dropbox 用のプラグインがこのデポジトリーに用意されていたので、次のようにして導入しました。
```
$ sudo apt-get install nemo-dropbox
```
nemo で dropbox フォルダーを開くと、ファイルに「同期済み」のマークが示されました。このフォルダーにファイルをコピーすると、「同期中」のマークがつきますが、nemo を「更新」しないと、いつまでたっても「同期済み」にはなりませんでした。
Thunar に比べて機能は多く、「ルート権限で開く」などのオプションやエクストラ・ペインはとても便利です。しかし、Thunar のようにバルク・リネームができないのは残念です。

【インクジェット複合機の購入】3-13-2017

長い間使っているレーザープリンター Brother HL-6180DW が、トナーやドラムを替えてもきれいに印刷できなくなり、紙詰まりも目立つようになりました。プリンターの各所が磨耗してきたのかも知れません。そうしたパーツはトナーやドラムのように簡単には交換できませんので、プリンター全体も消耗品と考えたほうがよさそうです。
いましばらくは、このレーザープリンターを使い続けたいと思いますが、もう一台購入することにしました。カラー・インクジェットで、印刷速度が早く、インクが安いもの、ついでに両面コピー機能もあって、タブロイド版も扱えるものがないかと探してみました。そして見つけたのが Brother MFC-J6920DW でした。しかも、ちょうど中古品が出ており、定価の半額でしたので、これにしました。
Brother からは、同様の機種で Inkvestiment という安いインクを使っている MFC-J6925DW があります。また、新しい機種で MFC-J6935 というモデルも発売されました。これも、Inkvestiment の製品のひとつです。頑丈そうにできており、マンスリー・デューティも高いのですが、値段も $360 と高いです。MFC-J6920DW のインクは、廉価な互換品が出ていて、Inkvestiment インクよりも安く買うことができました。これらのプリンターはみな、Linux で問題無く使えます。Brother は新しい機種についても発売と同時に Linux 用のドライバーを用意してくれています。

【Brother MFC-J6920DW】3-20-2017

カラーインクジェット複合機 Brother MFC-J6920DW の中古品が届きました。プリンターの初期設定をし、Wifi 接続設定しました。それから Brother のダウンロードセンターから mfcj6920dwcupswrapper-3.0.0-1.i386.deb と mfcj6920dwlpr-3.0.0-1.i386.deb をダウンロードしてインストールしました。Xubuntu の「設定」→「印刷」でプリンターのインストールを確認し、テスト印刷をしました。
テスト印刷でカラーが出なかったので、カラーノズルのクリーニングをしました。しかし、マゼンタが黒っぽくなっていました。きっと、前のオーナーがインクを間違えて入れたのだろうと思い、新しいマゼンタインクを入れてしばらく使っているうちに、本来の色に近づいてきました。新品ではありませんので、どのインクにも「インクが少なくなっています」との表示が出ましたが、あらかじめ新しいインクをブラックとカラーのセットで買っておいたので必要なものを取り替えました。インクセット（4本）は互換品で 20ドルでした。一番容量の大きいブラックのインクも 3 個 20ドルで注文してあります。これでどれだけ多く印刷できるか、試してみたいと思います。また、レーザプリンターの場合、起動時に部屋の電球が一瞬暗くなるほど電気を食いますが、インクジェットの場合、そのようなことは無く、インク代ばかりでなく、電気代の節約もできるかもしれません。
この複合機はレターサイズの倍の大きさの用紙（タブロイド）を扱うことができるので、スキャナー面も横幅も大きいです。レターサイズの用紙はトレーに「横置き」（ランドスケープ）で入れることになっているので、奥行きは、通常のプリンターとほぼ同じです。タブロイドサイズの用紙を入れるときは、トレーを引き伸ばして「縦置き」（ポートレート）にして入れるので、前面にトレーが出張るようになります。この機種はレターサイズを横置きにして印刷することによって印刷時間の短縮を図っているようで、1分に20枚程度です。レーザプリンターなら1分に40枚はプリントできますので、それにくらべれば遅いですが、大量の印刷でなければさして不便を感じませんでした。
私はレターサイズの半分（ステートメント）の大きさの原稿を横置きにしたレターサイズに2頁づつ印刷したり、小冊子印刷をすることが多いので、まず、LibreOffice から、一枚の用紙に2ページを印刷するのを試してみました。LibreOffice の「印刷」メニューの「ページレイアウト」で「シートのページ数」を「2」にし、「順序」を「左から右へ、その後下へ」にしましたが、プレビューどおりに印刷できませんでした。
もういちど、「印刷」メニューを見ましたら、プリンターの設定を「レター」にしてあるのに、プレビューで「プリンター設定の用紙サイズのみ使用」にチェックを入れ、「ページレイアウト」で、あらためて「ページ数：2」を選びましたが、用紙が「縦置き」のままでしたので、「印刷」メニューの「全般」タブでプリンターの「プロパティ」を選び、「印刷の向き」を「縦方向」から「横方向」に変更しました。プレビュー画面で確認してから、印刷しましたら、意図通りにできました。一枚の用紙に2ページ分を印刷すとき、用紙の大きさと向きを調整する必要があるのは、プリンター側の問題なのか、LibreOffice 側の問題なのかわかりませんが、上記の方法で解決できました。
パンフレット印刷の場合、「短辺綴じ」の「両面印刷」にすれば良いのですが、LibreOffice のパンフレット印刷機能では、横書きパンフレットは作れても、縦書きパンフレットのように右にページをめくるものは作れません。縦書きの小冊子の場合は、PDF に変換してから、Adobe Reader で Binding を Right にしてから印刷しています。ただ両面印刷する場合、表を印刷したあと、インクがかわくのを待ってから裏を印刷しますので、大量に印刷する場合、時間がかかります。これは、購入の際、考慮していなかったので、インクジェットでの両面印刷をどこまで速度をあげられるのか、また、それがどの程度ローラーの汚れを引き起こすのかも、これから実証してみたいと思います。

【スキャナをワイヤレスで使う】3-27-2017

MFC-J6920DW を購入した理由のひとつは、タブロイド版をスキャンできることです。この複合機をスキャナとして使うため、Brother のダウンロードセンターから brscan4-0.4.2-1.amd64.deb をダウンロードし、インストールしました。ファイルは、プリンタードライバーと同様、/opt/brother/ 以下に導入されました。
使い方の説明が /opt/brother/scanner/brscan4/doc にあるかと思って調べましたが、ありませんでした。それで brsaneconfig4 を実行しましたら
```
USAGE: brsaneconfig4 [-OPTION]   OPTION:
       -a name=FRIENDLY-NAME model=MODEL-NAME ip=xx.xx.xx.xx    
       -a name=FRIENDLY-NAME model=MODEL-NAME nodename=BRN_xxxxx 
                   : Add network scanner
       -r FRIENDLY-NAME [FRIENDLY-NAME ...]
                   : Remove network scanner
       -q          : Query supported models and available network scanners
       -d          : Diagnosis
       -p          : Ping (for network scanners)  
       -s:[LABEL]  : Save current configuration
       -l:[LABEL]  : Load saved configuration
```
というヘルプが出ましたので、それに従って、次を実行しました。
```
$ sudo brsaneconfig4 -a name=MFC model=MFC-J6920DW ip=192.168.12.12
```
ip はプリンター本体のディスプレー画面での Setting → Network → WLAN → TCP/IP に表示されたものを入れました。ip のかわりに nodename を入れてもいいのですが、私の場合、 nodename を指定したため、プリンターが使えなくなってしまいました。それで、プリンターの設定をやり直してから、次のコマンドで、スキャナーの接続を取り消しました。
```
$ sudo brsaneconfig4 -r MFC
```
改めて ip 指定でスキャナと接続しました。
brsaneconfig4 で指定するスキャナー名、モデル名、そして IP アドレスは
```
/etc/opt/brother/scanner/brscan4/brsanenetdevice4.cfg
```
に格納されていますので、ここで接続指定を確認しました。
スキャナーのテストのため、Simple Scan を起動し、「設定」で、スキャナーに「Brother MFC」が登録されていることを確認しました。試しに名刺をスキャンしてみました。ページサイズを「自動」にしたら小さな名刺一枚をスキャンするのに、スキャナーがスキャナーの全画面を取り込んだので、とても時間がかかり、メモリーも無駄に使いましたので、ページサイズを 4x6 の写真サイズにしてやり直しました。jpg で保存したものを Gimp で開いてみましたが、まあまあの画質でした。
ひとおとりのテストがうまくいったので、Xsane をインストールして高解像度のスキャンを試してみました。画像サイズは大きくなり、スキャン速度も遅くなりますが、とてもきれいにスキャンすることができました。Linux ユーザのためスキャナードライバーまで用意してくれた Brother の誠意に感謝しました。

【MFC-J6920DW での写真印刷】4-3-2017

MFC-J6920DW で写真を印刷してみました。画像を USB ドライブに入れ、それをプリンターの USB ソケットに差し込みました。プリンターのディスプレーに USB にある JPG 画像の一覧が表示されました。印刷したい画像とオプションを選び、4x6インチの写真用紙があったので、それにボーダーレス印刷をしました。しあがりはまあまあでした。きれいなものが必要なら、プリント・キオスクを利用したほうが良いかもしれません。

【クイック検索の復活】4-10-2017

以前 synaptic にあった「クイック検索」を復活させる方法をネットで見つけました。
```
$ sudo apt-get install apt-xapian-index
$ sudo update-apt-xapian-index -vf
```
上記のふたつのコマンドだけで、検索ボックスが表示されました。とても便利になりました。

【ttf-mscorefonts-installer の不調】4-17-2017

「ttf-mscorefonts-installer からの追加のダウンロードができません」とのメッセージが出るようになったので、そのパッケージを再インストールするなどしたのですが、うまくいきませんでした。それで Ask Ubuntu （http://askubuntu.com/questions/153928/failure-to-download-extra-data-files-after-installing-ttf-mscorefonts-installe）で調べてみたら、フォントファイルがダウンロードできなくなっているためのようで、回答者が親切にもフォントファイルのアーカイブをダウンロードできるようにしてくれていました。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/35619242/msttfcorefonts_cabs.tar.gz からダウンロードしたファイルを解凍して
```
$ sudo dpkg-reconfigure ttf-mscorefonts-installer
```
を実行し、手順に従ってフォントファイルの格納先を指定すれば、見事にフォントをインストールしてくれました。Linux は多数のボランティアで作られている OS で、企業によるサポートはありませんが、こうしてコミュニティでのサポートがあるので、問題が解決できます。ありがたいことです。

【pdftk】4-24-2017

私は PDF 文書を結合するのに、pdfshuffler を使っていますが、あるとき、pdfshuffler では読み込めないファイルにでくわしました。それで pdftk を導入して、コマンドラインで PDF 文書の結合を試みたらうまくいきました。
```
$ pdftk cover.pdf text.pdf cat output all.pdf
```
これで cover.pdf と text.pdf を結合して all.pdf を作ることができました。おそらく、もとの PDF ファイルになんらかの不整合があったと思い、次のコマンドで、pdftk を通して、ファイルの再書き込みを試してみました。
```
$ pdftk original.pdf output fixed.pdf
```
そうすれば、その PDF ファイルは pdfshuffler でも使えるようになりました。
コマンドラインでの作業は、ワイルドカードを使えるので、効果的です。たとえばページごとに作った part1.pdf から part8.pdf というファイルをすべて結合するには
$ pdftk part*.pdf cat output all.pdf

$ pdftk calendar2017.pdf burst

特定のページを指定するには次のようにしました。
```
$ pdftk all.pdf cat 1-4 7-end output part.pdf
```
pdftk と pdfshuffler を併用すれば、いろんなことができます。

【コマンドラインで PDF 変換】5-1-2017

LibreOffice で PDF ファイルを出力するとき、LibreOffice を立ち上げ、ファイルを読み込まなくても、次のコマンドでできます。
```
$ libreoffice --headless --convert-to pdf SAMPLE.odt
```
SAMPLE.pdf が同じディレクトリーに作成されます。別のディレクトリーに作成したければ、次のようにしてディレクトリーを指定できます。ワイルドカードで一括変換するとき、出力ディレクトリーを指定できるのは便利です。
```
$ libreoffice --headless --convert-to pdf SAMPLE.odt --outdir ./PDF_files
```
ただし、コマンドラインからの変換の場合、同じ名前の PDF ファイルがあっても上書きされてしまいます。また、PDF への変換オプションはコマンドラインではできないようで、LibreOffice で設定したものがそのまま反映されます。また、この機能を使うには LibreOffice で JAVA が使えるようになっていなければなりません。これは LibreOffice の「ツール」→「オプション」→「詳細」にある「Java オプション」で JRE が指定されている必要があります。

【SMTP を使っての送信】5-8-2017

ウェブページのメール送信プログラムでは、サーバーの sendmail コマンドを使っていましたが、Net::SMTP::SSL モジュールを使って、自分が使っているメールサーバーを使うことができるのが分かりました。
メールを送るには差出人と受取人のメールアドレスが必須ですが、これは ascii 文字ですから、エンコードなしで指定できます。件名と本文はエンコードが必要で、日本語では JIS コードにエンコードするのが実質的に既定となっていますので、わたしもそうしています。件名は、さらに MIME エンコードが必要です。それで、私は次のような手順でエンコードしています。
```
# JIS コードに変換
use Encode qw/ from_to /;
from_to($mail_subject, 'utf8', 'iso-2022-jp');
from_to($mail_body, 'utf8', 'iso-2022-jp');
# さらに MIME encode
use MIME::Base64;
$mail_subject = MIME::Base64::encode($mail_subject);
chomp $mail_subject;
$mail_subject = "=?ISO-2022-JP?B?$mail_subject?="; 
```
モジュールを使った SMTP 送信では、SMTP サーバーに接続するための認証手続きが必要です。たいていの SMTP サーバーは SSL で暗号化通信していますので、そのためにサーバー名、ポート番号、アカウント名、パスワードが必要です。これをプログラムに平文で書き込むには不安がありますが、localhost で使うウェブアプリで使用しますので、次のように設定しました。
```
# SMTP セットアップ
use Net::SMTP;
use Net::SMTP::SSL;
 
my $smtp_server = 'smtp.XXXX.com';
my $smtp_port = '465';
my $smtp_acc = 'XXXX@XXXX.XXX';
my $smtp_pwd = 'XXXXXXXXXXX';
my $smtp = Net::SMTP::SSL->new($smtp_server,Port => $smtp_port, Debug => 1);
```
認証手続きは、アカウント名とパスワードを渡して次のようにしました。認証が失敗したときの処理は最後に書き、データ送信の前に差出人メールアドレスと宛先メールアドレスを渡しておきます。データ送信は $smtp->data(); ではじめ、$smtp->datasend(); を使います。データの最後は $smtp->dataend(); で、終了は $smtp->quit; で指定しています。ヘッダー部分と本文の間には空行を入れてあります。
```
# 接続と認証
if($smtp->auth($smtp_acc,$smtp_pwd)){
	$smtp->mail($mail_from);
	$smtp->to($mail_to);
	# データ送信
	$smtp->data();
	# メールヘッダ
	$smtp->datasend("From: $mail_from\n");
	$smtp->datasend("To: $mail_to\n");
	$smtp->datasend("Subject: $mail_subject\n");
	$smtp->datasend("Content-Transfer-Encoding: 7bit\n");
	$smtp->datasend("Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP\n");
	$smtp->datasend("X-Mailer: Penguin Mailer\n");
	$smtp->datasend("\n");
	# 本文
	$smtp->datasend("$mail_body\n");
	# 終了
	$smtp->dataend();
	$smtp->quit;
	}
else{
	print "送信サーバーの認証を得られませんでした\n";
	}
```
これでターミナルやウェブアプリからメールを送信できるようになりました。送信したメールの控えは、sendmail を使って送信したのとは違って、自分のメールアカウントに残ります。私は、これを同じメールを多数の宛先に個別に送るプログラムで利用してみましたが、50件のメールを送ると、50件の送信控が貯まるので、不要なものを削除する手間が増えました。今のところ件名に識別用の文字列を入れて、「送信済み」フォルダーからの削除を簡単にできるようにしています。

【SMTP による添付ファイル送信】5-15-2017

Net::SMTP モジュールを使っての送信に成功しましたので、今度は、添付の送信を試してみました。最初に、添付するファイルへのパス、そのファイル名、バゥンダリーを指定しました。それからファイルを Base64 でエンコードし、$base64filebody を得ました。

# 添付ファイルの指定と名前の取得
$attach_file =~ /[^\/]+$/;
$attach_name = $&;
# Boundary の指定
$boundary = "PenguinMailBoundaryPenguinMailBoundary";
# ファイルを読み込んで Base64 エンコード
if (! open(FILE, "< $attach_file")) {
	print "添付ファイルを開けませんでした\n";
	}
$filesize = -s "$attach_file";	# ファイルサイズ
$readsize = read(FILE, $filebody, $filesize); # $filesize 分を読み込んで $filebody に格納
close(FILE);
$base64filebody = MIME::Base64::encode($filebody);

添付つきメールのヘッダーを次のようにして、$base64filebody を $smtp->deatasend(); で送信しました。

# ヘッダ（添付）
$smtp->datasend("Content-Type: Multipart/Mixed; boundary=\"$boundary\"\n");
$smtp->datasend("X-Mailer: Penguin Mailer\n");
$smtp->datasend("\n");
# 本文
# $boundary の最初に '--' が必要
$smtp->datasend("--$boundary\n");
$smtp->datasend("Content-Transfer-Encoding: 7bit\n");
$smtp->datasend("Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP\n");
$smtp->datasend("\n");
$smtp->datasend("$mail_body\n");
# 添付
$smtp->datasend("--$boundary\n");
$smtp->datasend("Content-Type: application/octet-stream; name=\"$attach_name\"\n");
$smtp->datasend("Content-Transfer-Encoding: base64\n");
$smtp->datasend("Content-Disposition: attachment; filename=\"$attach_name\"\n");
$smtp->datasend("\n");
# エンコード・データの送信
@lines = split /\n/, $base64filebody;
foreach $line (@lines) {
	$smtp->datasend("$line\n");
	}
# メールの終りには $boundary の最後に '--' が必要
$smtp->datasend("--$boundary--\n"); #
$smtp->dataend();
$smtp->quit;

$base64filebody の送信のとき、わたしは最初

$smtp->datasend("$base64filebody\n");

としたのですが、そうしたら、"Unexpected EOF" というエラーが出て、送信に失敗しました。それで、$base64filebody を一行ごとに取り出して $smtp->datasend(); に渡すようにしました。これは Net::SMTP を使う上で注意が必要な点だと思います。

もうひとつ気付いたことは、sendmail の場合は、差出人の名前や、差出人のメールアドレスを自由に選択できますが、自分の SMTP サーバーを使う場合は、当然のことながら、認証に使ったメールアドレスが使われ、差出人名も指定することができません。sendmail のほうが自由度が高いように思いますが、sendmail を使えない場合、SMTP を使っての送信が必要になってくると思います。

【Thunar のキーボード・ショートカット】5-22-2017

Xubuntu 17.04 が出ましたが、私はまだ 16.04LTS を使っています。最近のアップデートで Thunar がクラッシュしなくなったので、このままでも良いかと思うようになったからです。
ところで、Thunar でキーボード・ショートカットが使えたら便利だろうとま前々か思っていたのですが、そのやり方を見つけました。
```
~/.config/Thunar/accels.scm
```
ファイルを開き、ショートカットを加えたい機能を検索し、キーを書き込み、その行の最初にあるアンコメントマーク（“;”）を外すだけです。私は、シンボリック・リンクの作成をショートカットでやりたかったので、48行目を
```
(gtk_accel_path "/ThunarStandardView/make-link" "<Alt>l")
```
としました。編集したファイルを保存し、再ログインしたら、ショートカット・キーが使えるようになっていました。

【HP Roar】5-29-2017

わが家ではタブレットで日本のニュースを聞いていますが、さすがにタブレットのスピーカーからでは聞きづらいので、Bluetooth を内蔵したアラーム・クロックで聞いていました。録音されているものの音量が小さいと、良く聞こえないときがありましたので、もう少し出力の大きな Bluetooth スピーカーを探していました。
Frys で HP Roar がセールで、スペックには Wattage: 15W RMS とあったので買ったのですが、15W というのはピーク時のことで、通常は 2W + 2W で、"Roar" の名のように、大きな音が出ないのには、少々がっかりしました。しかし、小さな部屋なら十分な音量で、音質も自然な感じに聞こえる、質の高いものでした。
形状は三角のバー・タイプで、しっかりできています。重量もほどほどにあって、置いたときに安定感があります。コントロールは右と左にあるボタンを使いますが、パワー・オン、パワー・オフ、コネクションなどを音声で知らせてくれるのは便利です。バッテリーは、毎日2時間ほど使っても週に2度くらいの充電で大丈夫です。バッテリー内蔵のため、どこにでも置けるのも便利です。

【Imager モジュール】6-5-2017

Perl で書いた自作ウェブ・アプリで画像を操作するとき、今まで ImageMagick を使っていましたが、Perl に Imager というモジュールがあることを知ったので、これを使ってみました。
モジュールの導入は
```
$ sudo cpan -i Imager
```
で簡単にできましたが、このままでは gif、jpg、png などの、web でよく使う画像フォーマットを使えませんでした。それで、導入した Imager モジュールをいったん削除してから、次の画像ライブラリーを導入しました。
```
$ sudo apt-get install libgif-dev libjpeg-dev libpng-dev
```
そして、あらためて Imager モジュールを導入しました。
使い方は、次の通りです。画像サイズを変更するプログラムの例をあげます。まず、Perl スクリプトの冒頭で Imager を宣言しました。
```
use Imager;
my $img = Imager->new;
```
次に画像ファイルを読み込み、サイズを得、それを半分に縮小しました。
```
$img->read(file => $file) or warn $img->errstr;
$width  = $img->getwidth();
$height = $img->getheight();
$new_width  = int($width / 2); 
$new_height = int($height / 2);
```
それから、新しいサイズを指定し、新しいファイルに書き込みました。
```
$img = $img->scale(xpixels=>$new_width, ypixels=>$new_height);
$img->write(file=>$new_image) or die $img->errstr;
```

【OBS Linux 版】6-12-2017

DaCast というストリーミングサービス会社が無料試用期間を設けていますので、これを試しました。その過程で OBS という、ストリーミング・ソフトウェアがあることを知りました。DaCast は OBS を推奨しており、DaCast 用に調整された OBS をダウンロードすることができますが、DaCast用の OBS は Windows と Mac 版しかありませんでした。ところが、幸いなことに Ubuntu 向けの OBS 最新版（Versuib 19.02）が5月21日に用意されていました。https://obsproject.com/download には、次のコマンドで導入するよう指示されていました。
```
$ sudo add-apt-repository ppa:kirillshkrogalev/ffmpeg-next
$ sudo apt-get update && sudo apt-get install ffmpeg
$ sudo add-apt-repository ppa:obsproject/obs-studio
$ sudo apt-get update && sudo apt-get install obs-studio
```
私は ffmpeg をすでに導入済みでしたので、上記の3行目と4行目を実行しました。
Windows 版や Mac 版の OBS の使い方が、ネットのいたるところにありましたので、それを参考にして、DaCast 用に設定しました。OBS のようなクロスプラットフォームなソフトウェアは、その使い方を調べるのに苦労しませんので、とてもありがたく思います。
ライブストリーミングを試してみましたが、かなりの遅延がありました。 DaCast の試用期間は 30日間ありますので、すこしづつ調整してみたいと思っています。

【スワップファイルの状態】6-19-2017

VMware Player で Xubuntu 17.04 を導入したとき、5.0 G の仮想ディスクでスワップがどう扱われているか興味を持ち、次のようにスワップの状態を確認しました。
```
$ sudo swapon --show
```
結果は次のとおりでした。
```
NAME      TYPE   SIZE USED PRIO
/swapfile file 947.2M 2.5M   -1
```
VMware 上の Xubutu はパーティションではなくルートに置かれた swapfile という名前のファイルでスワップを処理しており、サイズは仮想メモリと同じ 1G でした。/etc/fstab には次のように定義されていました。
```
/swapfile none swap sw 0 0
```
Ubuntu は次回のバージョンからスワップパーティションではなく、スワップファイルを使うようになるとか、スワップファイルは SSD には推奨されないという記事がありましたが、ほんとうのところはどうなのか、興味のあるところです。

【スワップファイルの作成】6-26-2017

VMware 上の Xubuntu でスワップファイルを調べることができたので、今度は本体にスワップファイルを作ってみることにしました。スワップパーティションは装着メモリと同じ 8G にしましたが、実際にはそんなに使われていないので、スワップファイルの場合はサイズを 1G にしました。次のコマンドを使いました。
```
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1024
$ sudo chmod 600 /swapfile
$ sudo mkswap /swapfile
$ swapon /swapfile
```
そして、/etd/fstab にスワップファイルの定義を追加しました。
```
/swapfile none swap swap defaults 0 0
```
再起動して
```
$ cat /proc/swaps
```
で確かめると、
```
Filename 　Type　　　 Size　　　Used　　Priority
/swapfile　file　　　 1048572　　0　　　-1
/dev/sda3　partition　8327164　　0　　　-2
```
となっていました。あとは、
```
$ sudo swapoff /dev/sda3 
```
でスワップパーティションを無効にし、パーティションを削除し、fstab を書き換えました。


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Linux Memo 2017年1～6月分